こんにちは、 株式会社ジェネシックス の徐 廷(@TonnyXu)です。iPhoneの共通モジュールのベストプラクティスに関してです。
文章が長くなりますので、5回に分けてお届けします。
今回は、2回目となります。
その1
■ 共通プロジェクトを作る
その2
■ コンシューマPJを作る
■ コンシューマPJで共通プロジェクトを引用
その3
■ 引用する後コンシューマPJでの必須設定
その4
■ コンシューマPJを実行する
その5
■ さらに
・ 共通プロジェクトに単体テストを追加
・ オープンソースライブラリを作る
■ コンシューマPJを作る
コンシューマPJで使うプロジェクトテンプレートは普通のiPhoneプロジェクトと同じです。今回はサンプルを作りやすくする為に、View-based Applicationのテンプレートを使って作りましょう。
図10:新規コンシューマプロジェクト
図11:コンシューマプロジェクトの名前
コンシューマPJを作ったら、次のステップで共通モジュールを引用します。
■ コンシューマPJで共通プロジェクトを引用
コンシューマPJで共通プロジェクトを引用します。この操作も非常に簡単です。まず二つのアプリを同時に開いてください。
図12:共通プロジェクトとコンシューマプロジェクトを同時に開く
次は共通プロジェクトのルートノードをコンシューマプロジェクトのルートノードの下にドラッグ&ドロップしてください。
もう少し詳しくいうと、上記の図12の中に緑背景の common
をドラッグして、左側の"CommonConsumer"の下にドロップします。
ドロップしたら、下図のような確認画面が出てきます。
図13:ドロップ後の確認画面
- "Relative to project"を必ず選択してください
- "Copy items..."のチェックボックスを必ず外してください。
- "Recursively create ..."を必ず選択してください。
以上で、CommonConsumerプロジェクトは下図のようになります。
図14:ドロップOK
ここまでは簡単だと思いますが、まだ、完了ではありません。この共通ライブラリを使うために、もう少し設定が必要です。